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私たちは「近所のお兄さん」になりたい

私たちはお客様に対して、お店はどうありたいか?という問いに「近所のお兄さん」みたいなもんだよね。と言い続けていました。それってどういうこと??

まずはじめに注釈として。全P連のメンバー二人は男性なのでお兄さんとしていますが、女性の皆様はお姉さんとしてイメージしてみて下さい。では続けます。

 

お客様は買い物をする時に、一般的な商品であればいくつもある店の中から「価格」「利便性」など自身の重要視する点を加味して購入します。重要視される点の中でも全P連は「この人から買いたい」という感情をお客様と向き合う中で重視してきました。買いたいと思ってもらえる「この人」を「近所のお兄さん」と例えたのが今回の内容です。

さぁ、ここからはイマジネーションを伴う解説ですが、今まで共感してもらえなかったことがないので、あなたにもついてきて頂けると信じています。

 

子どもの頃、近所に自分より少し年上のお兄さんが住んでいました。そのお兄さんは少し年上なので自分より色んなことを知っています。音楽、本、ファッション、遊び等。まぁ、おそらくホットドックプレスかなんかで仕入れた情報かも知れませんがまだ幼い子どもにとってはそれらを教えてくれるお兄さんは物知りでかっこよくて、ちょっぴり悪かったりする憧れの存在でありました。その憧れからお兄さんの真似をします。初めて買うロックのCD,小説なんて読んだことないのに手に取ってみるケルアックの「路上」、、、。その時のワクワク感はこの先沢山の音楽や本や洋服を買っていく中で、おそらく絶対に忘れない。それはお兄さんに憧れて、信頼して買ったものだから。

私たちは店を作って行く中で専門店を目指していたわけではありませんでした。もちろん各スタッフはそれぞれ無駄に偏った知識やセンスに溢れていましたが、あくまでお客様に提供をするのは「深淵なる世界への入り口へようこそ」。初めてならこれがおススメ、僕がこの世界に興味を持ったきっかけはこの1枚、といった風に。そんなお店でお客様から買いたいこの人と思ってもらえるためにはちょっとした憧れを持ってもらえるお兄さんにならなくていけない。憧れが手を伸ばせば届く人(店)になろう。そう思い続けていたのです。

 

一点謝罪。私の経験としての近所のお兄さんを紹介しましたが、フィクションです。ごめんなさい。でもどうでしょう?居そうですが、そんなお兄さんは経験としていない方が大半のはず。ただ、最大公約数としての納得感は持ってもらえたのではないでしょうか?そう、心の近所のお兄さんが。イマジネーション万歳。

全ての小売りが近所のお兄さんという立ち位置とはいかないと思いますが、ここでお伝えしたいのは「この人から買いたい!」とお客様から思っていただくためには私たちはどのような人(店)であるべきか?そんな擬人化を考えてみるとチーム内での目線としてとても有効です。なかなかうまく擬人化できない時には相談を。そういう妄想するのが全P連は大好物です。

 


■■おしらせ■■

全P連が2018年10月23日(火)半蔵門のLIFLULLHUBにて重たい口をついに開きPOPや販促のあれこれを吐き出します。是非遊びに来てください。

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